TidalCyclesでLofi-Hiphopを作る

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コード

setcps(65/60/4)

d1
$ whenmod 8 7 ((#lpf (rangex 200 4000 $ saw)). (# lpq 0.4))
$ whenmod 16 15 (# gain 0)
$ swingBy(1/6) 8
$ stack[
s "Kick:6(<3 3 3 6>,16)" # nudge "<-0.02 -0.01> -0.01 <0.02 0> 0",
s "Snare:29(2,8,2)",
s "Hihat:18*8" # gain "[1 0.9 0.95 0.8]*2"
]
# lpf 8000 # shape 0.2 # coarse 3 

d2
$ whenmod 16 15 (# leslie 0.9)
$ whenmod 8 7 (# hpf 400)
$ slice 4 "[0 1 2 3]/2"$ s"Lick:3" # cut 2 # speed 0.4
# room 0.8 # sz 0.7 # leslie 0.5 # coarse 3 # hpf 150

解説

各サイクルごとのエフェクト

以下の箇所で、4サイクルごとにKickのパターンを少し変えています。

s "Kick:6(<3 3 3 6>,16)" 

また、以下の箇所で、d1とd2で、8サイクルごとにエフェクトをかけて、変化をつけています。

d1
$ whenmod 8 7 ((#lpf (rangex 200 4000 $ saw)).(# lpq 0.4))

d2
$ whenmod 8 7 (# hpf 400)

( ).( ) という形にすることで、2つのエフェクトを同時にかけることができます。

以下2つは、同じ意味になります。

$ whenmod 8 7 ((#lpf (rangex 200 4000 $ saw)).(# lpq 0.4))


$ whenmod 8 7 ((#lpf (rangex 200 4000 $ saw))
$ whenmod 8 7 (# lpq 0.4))

よくevery 2 (# room 0.5)を使うときに、一度にroomとszを設定できたらいいのになあ…と思っていましたが、これで解決できますね。

以下2つは、同じ意味です。

$ every 2 (# room 0.5) $ every 4 (# sz 0.8) $ s "arpy*8"

$ every 2 ((# room 0.5).(# sz 0.8)) $ s "arpy*8"

また、以下のように、revやfastは、( )でくくらなくても、” . “だけで十分です。

d1 $ every 2 (rev . fast 4 . (# room 0.9)) $ sound "bd sn hc sn"

エフェクト “coarse”

coarse は、「粗い」という意味で、サンプリングレートを下げることができます。

# coarse x とすると、もとのサンプリングレートの1/xのサンプリングレートになります。

xは整数のみで、小数点は使用できません。

# coarse 3 にした場合、もとのサンプリング周波数が48kだと、16kHzになります。

もとのサンプリング周波数が48kHzとすると、以下のようになります。

coarse 148kHz
coarse 224kHz
coarse 316kHz
coarse 412kHz
coarse 86kHz
coarse 163kHz

Lofi-Hiphopでは、わざとサンプリングレートを下げて粗い音にすることがあるので、今回はcoarse 3として、少し粗さを出せるようにしました。

他のジャンルでは、わざとcoarse 16や32や64にして強烈な音作りにしても楽しいと思います。

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