TidalCyclesに出会って3年目の活動をまとめました。去年と一昨年の記事はこちらです。
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TouchDeisnger meetup TOKYO 2022.11でライブパフォーマンス
TouchDesigner meetup TOKYOのリアルイベントで15分間のライブパフォーマンスを行いました。オーディオビジュアルのライブは初めてでしたが、巨大LEDディスプレイを使って演奏できるということで気合を入れて準備しました。
結果、自分として満足のいくライブになりましたし、とても好評でした。
また、このパフォーマンスでのシステム詳細をブログに公開したところ、技術記事にしては反響が大きかったです。
TouchDesignerを始める
TidalCyclesとTouchDesigner(TD)をつなげるというこの記事を読んで、TDを再開しました。数年前に少しだけ触ったことがあったのですが、数日で挫折してしまいました。それが今回の再挑戦ではなんとか理解を進めることができ、最終的にはTDが今のシステムの根幹を担っています。
最初に始めるときは主にYoutube上のTDチュートリアルをそのまま真似てみて、作りたいものを作ってみました。そうしているうちに段々とやり方がわかってきて、自分のやりたいことができるようになっていきました。
よく「チュートリアル通りにはできるけど、その先で作りたいものがない」という話を見たことがありますが、私の場合は「自動VJシステムを作りたい」という目的が明確だったので、スムーズに先に進むことができたように思います。
KM BEAT CYPHER 2021決勝進出
KM BEAT CYPHER 2021というビートのコンテストにTidalで作った作品を出して、決勝進出しました。残念ながら上位8位には入れませんでしたが、KMさんからラジオでコメントいただいたのが嬉しかったです。ちなみに曲はMonday Beat Cypher Mixtape vol.1として各種サブスクに配信されています。
Macbookpro購入
2021年まではiMacを使っていたのですが、古くなってきたのもあり、思い切ってM1 MAX搭載のmacbookproを購入しました。いずれはオンラインだけではなく外でライブもしたかったので、ノートにしました。windows乗り換えも少し考えましたが、Apple信者なことと、M1MAXチップがちょうど出てきたタイミングだったので結局乗り換えませんでした。
そもそもTidalCyclesをやるだけならGPU性能は最低限でいいのですが、今後ジェネ系の映像を作ったりするとリアルタイム処理性能が必要になりそうだったので、GPUもできるだけ良いものにしました。結果的に、最近のパフォーマンスではGPUもCPUもガンガン使うことが多いので、スペックを盛っておいてよかったです。
オンラインストリーミングイベント出演
オンラインストリーミングライブイベントに出演しました。
- Algorave10周年記念イベント
- Tidal Club presents Solstice Night Stream 2022
どちらも、配信中のPCトラブルで思い通りのパフォーマンスができませんでした。Night streamの方は、M1非対応の方のOBSで使ってしまい、Rosetta2経由での動作となってしまったのが反省点です。オンラインライブはいまだに鬼門のようですので、より安定したシステム作成とデバッグとリハーサルに注力したいです。
Deforumに挑戦
StableDiffusionの技術を使ったDeforumというツールで、AIによるアニメーション作成に挑戦しました。Deforumだと、今まで見たことのないような映像をプログラミングなしで作れるので、しばらくハマって色々作りました。映像をたくさん作るためにGoogle Colabに課金しました。
ちなみにDeforum自体は「動画生成AI」と呼ぶにはまだ早いと思っています。少しずつ画角が変わるアニメーションは作れますが、「歩いている人の動画」とかは作れません。とはいえ、2023年には動画生成AIがどんどん出てきそうです。
その他
- TidalのエディタAtom開発中止に伴いVSCode移行
- Tidalでアンビエントに挑戦
- TidalでLofi-Hiphop作成
- xR with Anything Meetup #013 登壇
- PUNPEEにリツイートされる
- レンタルスペースC4Rでライブのテスト
- MIDIコントローラー Launch Control XL導入
- MIDIコンでTDとAbleton Liveの両方にエフェクトをかける
- Ableton LiveでSP-404風エフェクトを作成
- Processing Advent Calender に寄稿
- ビートグランプリのtwitterスペース出演
- ビートグランプリ2022応募
まとめ
こうやって振り返ると色々ありましたね。TidalとTDを使って作品をたくさんtwitterに投稿しまくった1年でした。また外での活動を少しずつ始めることができました。
今年は間違いなく音楽生成AIとの付き合い方を考える一年になると思います。今年もよろしくお願いします。